PR
煮もの

どこまでもノーマル。ところが全てがパーフェクトな肉じゃがの真空調理・低温調理

煮もの
記事内に広告が含まれています。

定番おかずの肉じゃがですが、そんなやさしいもんじゃありません。

その正体は、変性・軟化温度の異なる食材がひしめき合うなんとも不条理な料理です。

名だたる料理家でさえ、にんじんを抜いたり、じゃがいもだけは電子レンジを使用したりと、四苦八苦されているご様子が目に浮かびます。

ならば。

真空調理・低温調理でそこら辺の不条理をコントロールするとどうなるか?

思い描く理想の肉じゃがそのまんま。
どこまでもノーマルな、それでいてパーフェクト肉じゃがをご堪能ください。

もちろんストックにも。

【PR】\液体・粉末・油脂もらくらく真空パック/
無料!今なら真空袋100枚プレゼント

ノーマルでもパーフェクトな肉じゃがの低温調理|一次加熱の温度/時間

食材大きさの目安1人前2人前3人前
牛スライスうす切り40g80g120g
じゃがいも角切り:1㎝60g120g180g
たまねぎくしぎり:1㎝30g60g90g
にんじん乱切り:2㎝10g20g30g
糸こんにゃくカット:7㎝10g20g30g
創味 すき焼きのたれ創味食品30ml60ml90ml

一次加熱温度 80℃/40分

調味液はあまからタイプの創味すき焼きのたれ

創味食品
¥1,361 (2024/06/23 10:15時点 | Amazon調べ)

じつは、創味通販限定の手造り料理の素はすき焼きのたれとほぼ同じ成分。

1000mlサイズをご希望であれば、創味通販を試してみてはいかがでしょうか?

創味好きにはたまらないアイテムがいっぱいありますよ。

ノーマルでもパーフェクトな肉じゃがの低温調理|手順

下処理

牛スライス

70℃前後で下ゆですることで余分な脂分とアク、水分を抑えます。

菜ばしなどでバットに取り、空冷しておきます。

お肉の下処理についてのあれやこれやは別記事にて。

じゃがいもの下処理

じゃがいもの加熱

カットしたじゃがいもは水にさらしておき、断面のでんぷんを落とします。

鍋に移して中火にかけ、沸騰後は弱火で4~5分ほど下ゆでします。

かたさの微調整が不安な方は、ここで火を止めてかまいません。

予熱でも十分に軟化しますので、慌てず1~2分おきにかたさをチェックしてみてください。

竹串がスッと入る程度になったら水中から引き上げ、水をかけて熱を少しだけ抑え、その後は空冷します。

冷めると幾分か硬化するなど、その他の野菜とは処理が異なるため、工程は分けたほうが無難です。

にんじん・たまねぎ、その他の食材の下処理

にんじん・たまねぎは下処理の段階で、食べて気にならないかたさに整えます。

にんじんを水から、7割程度のかたさでたまねぎを追加します。

かたさが整ったらザルに移して水冷しますが、直前に糸こんにゃくも入れて湯通しを済ませてしまいます。

水冷し、粗熱が取れたらサラダスピナーで脱水します。

サラダスピナーはKEYUCAの4WAYサラダスピナーを使用しています。

下処理食材の混合

各食材がそろったらバットなどで混合し、10℃以下まで冷まします。

ここまでが下処理の工程です。

袋詰めと計量

真空袋に詰めます。
注意点は以下。

  • シール部分を汚さない
  • 折返しのラクなチューブタイプがおすすめ
  • 袋の容積1/3を超えない程度におさえる

調味液の投入

調味液は食材重量(下処理後)の30%が目安です。

しっかり味付けしたい場合は希釈なしのストレートで。
ほんのりうす味なら1:1で希釈します。

真空調理・低温調理では、食材の水分が影響するため、パッケージ記載の希釈よりも濃く使用します。

液量の計算はこちらのフォームを使ってください。

脱気密封

チャンバー式真空パック機
チャンバー式でパックした肉じゃが(加熱前)
vacuumpack-nikujaga
ノズル式真空パック機

液体のパックが可能なチャンバー式、またはノズル式の真空パック機で脱気密封します。

食材の真空パックを日常的に行うようであれば、精度もよくメンテナンスもラクなチャンバー式がおすすめです。

【PR】\液体・粉末・油脂もらくらく真空パック/
無料!今なら真空袋100枚プレゼント

関連記事:【家庭向けチャンバー式真空パック機・真空パックんシェフ2をレビュー】専用袋いらずで液体も粉末もOK

ノズル式ではフードシールドJP290がおすすめです。

関連記事:【家庭向けノズル式真空パック機・フードシールドJP290スタンダード版】専用袋いらずで液体も粉末もOK

家庭向け真空パック機選びに迷ったら、こちらをご覧ください。

関連記事:家庭向け真空パック機の選び方|失敗しないための8つの比較ポイントとおすすめ3機種

一次加熱と冷却

低温調理器、または温度コントロールができる電気圧力鍋で加熱します。

シンクウキッチンでは、シロカのおうちシェフPRO Mタイプを使用しています。

牛肉の硬化を避けつつ、中心温度75℃/1分以上に値する一次加熱を行います。

一次加熱 80℃/40分

予熱に15分ほどかかるので、スタートから65分の作動時間です。

作動中は蒸気の漏れもなくほぼ無音。
電子音も控えめなので、本当に静かです。

作ってすぐに食べるのであれば、ここで調理完了です。

保存する場合はすぐに冷却

保存する場合は加熱終了後、急速冷却します。

  • 加熱終了後30分以内に冷却開始
  • 90分以内に3℃以下まで冷却
  • 保存中は1~3℃を維持

二次加熱

保存後、食べる直前の加熱が二次(最終)加熱です。

二次加熱 80℃/40分

  • 加熱後は2時間以内に食べきり
  • 再保存は不可
  • 電子レンジは加熱むらに注意

80℃を上回ると肉がさらにかたくなるので、レンジ加熱はおすすめしません。

パーフェクトな仕上がりにこだわるなら、低温調理器での再加熱を行ってください。

ノーマルでもパーフェクトな肉じゃがの低温調理|盛りつけ

絹さやなど季節のみどりを添えると見栄えもずっと良くなります。

切り落としでなく、すき焼き用ロースをふんだんに使ってもいいでしょう。
もはや副菜ではなく、完全にメインを張れる一品に仕上がります。

肉じゃがににんじんが入るだけで、思いのほかタイミングはくずされてしまいます。

しかし、思い浮かべる肉じゃがにはにんじんの朱色が欠かせませんよね。

回避するポイントは各食材の変性温度を見極め、テクスチャを整えてから味を入れる。

肉じゃがは、真空調理・低温調理の基本を理解できる格好のメニューです。
マスターすれば、レパートリーは格段に広がるでしょう。

「型を整え、味を入れる」、じつは料理の基礎に忠実な真空調理。

たのしいですね、調理科学。

【PR】\液体・粉末・油脂もらくらく真空パック/
無料!今なら真空袋100枚プレゼント

コメント

タイトルとURLをコピーしました